
はじめに
腕の屈筋群は、腕を曲げる動作に関わる筋肉の総称です。デスクワークやスマホ操作で長時間同じ姿勢を続けると、この筋肉群が緊張しやすく、腕の疲れやだるさ、肩や首のこりにつながることがあります。
起始・停止・作用・神経支配
- 上腕二頭筋
- 起始:肩甲骨の烏口突起・肩甲上腕関節上結節
- 停止:橈骨粗面
- 作用:肘関節の屈曲、前腕の回外
- 神経支配:筋皮神経
- 腕橈骨筋
- 起始:上腕骨外側上顆下端
- 停止:橈骨茎状突起
- 作用:肘関節屈曲、前腕の回外補助
- 神経支配:橈骨神経
- 長掌筋
- 起始:上腕骨内側上顆
- 停止:手掌腱膜
- 作用:手首の屈曲、手掌腱膜の緊張
- 神経支配:正中神経
筋肉が硬くなった時の症状
- 肘や手首を曲げると痛みや違和感が出る
- 腕全体のだるさ、疲れやすさ
- 手首の力が入りにくい
- 肩や首のこりが強くなる
日常生活への影響
腕の屈筋群が硬くなると、パソコン作業やスマホ操作、荷物を持つといった日常動作で疲労を感じやすくなります。また、肘や手首に負担がかかり、腱鞘炎や肘痛を引き起こすこともあります。腕の疲れは肩や首にも波及するため、放置すると全身の姿勢や動作に影響する可能性があります。
効果的なストレッチ
- 上腕二頭筋ストレッチ
壁に手のひらをつき、肩の高さで腕を伸ばす。胸を前に出すことで上腕二頭筋を伸ばす。15秒キープを3回。 - 腕橈骨筋ストレッチ
片手を前に伸ばし、手のひらを下に向けて指先を床に押し付ける。肘を伸ばしたまま前腕の外側を意識して伸ばす。15秒キープを3回。 - 長掌筋ストレッチ
手のひらを前に向け、指先を下に向けて反対の手で軽く押す。手首と前腕の内側を意識して伸ばす。15秒キープを3回。
まとめ
腕の屈筋群は日常生活で常に使われるため、疲れやすく硬くなりやすい筋肉です。こまめなストレッチや姿勢の工夫で緊張をほぐすことが大切です。腕の疲れを放置せず、肩や首のこりの予防にもつなげましょう。
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