
はじめに
足の骨間筋(こっかんきん)は、足の指と指の間に位置し、細かい動きやバランスを保つために欠かせない筋肉群です。主に「背側骨間筋」と「底側骨間筋」に分かれ、足指の開閉や地面をつかむ動作をサポートしています。これらの筋肉が硬くなると、足裏のアーチや歩行バランスに悪影響を及ぼすことがあります。
起始・停止・作用・神経支配
- 起始:中足骨の間(背側骨間筋:両側、中足骨間、底側骨間筋:中足骨の内側)
- 停止:各趾の基節骨および腱膜
- 作用:
- 背側骨間筋:足趾を開く(外転)
- 底側骨間筋:足趾を閉じる(内転)
- 神経支配:外側足底神経(脛骨神経の枝)
筋肉が硬くなると起こる症状
- 足の指が開きにくい、または閉じにくい
- 歩行時にバランスを崩しやすい
- 足裏の疲労感やアーチの低下
- 足底の違和感やこむら返り
日常生活への影響
骨間筋が硬くなると、足指の動きが制限され、足底アーチのサポートが弱まります。その結果、足裏の疲労や扁平足、さらには足のむくみ(関連記事:「足のむくみに関わる筋肉とケア」)や膝痛にもつながることがあります。長時間の立ち仕事や歩行がつらくなるケースも多く、足元の安定性が低下して姿勢全体に影響を与えることもあります。
効果的なストレッチ方法
- 足指広げストレッチ
裸足になり、指の間に手の指を差し込み、軽く広げるように動かします。30秒ほどキープしてゆっくりとリラックス。 - タオルギャザー運動
床にタオルを置き、足指でタオルを手繰り寄せます。足底全体の筋肉が動くことで、骨間筋も活性化されます。 - 足裏ボールマッサージ
テニスボールなどを使い、足裏をコロコロと転がして筋肉をほぐすと、血流が改善し、筋緊張の緩和に効果的です。
👉その他のストレッチはInstagramをご覧ください
まとめ
骨間筋は目立たない存在ですが、足の安定や歩行動作を支える非常に重要な筋肉です。普段からストレッチやマッサージで柔軟性を保つことで、足のトラブル予防につながります。
特に、短母趾屈筋 や 母趾外転筋、短趾屈筋、小趾外転筋 といった筋肉と連動して働くため、これらも合わせてケアすることが大切です。
足裏の筋肉を意識的に整えることで、アーチを守り、健康的な立ち方・歩き方を維持できます。
アクセス案内
整体サロン縁jointは、京都市中京区堺町通りにあります。
阪急「烏丸駅」地下鉄「四条駅」から徒歩約3分、錦市場からはすぐ。
店名:整体サロン 縁joint
住所:〒604-8123 京都府京都市中京区八百屋町538-1日宝堺町錦ビル3階1号室
営業時間:11時~21時 (19時以降は完全予約制のため最終受付18時30分)
定休日:木曜日
コメント