腕橈骨筋(わんとうこつきん)の役割とケア

ペットボトルを開ける時に腕橈骨筋へ負担がかかる様子 基礎知識
腕橈骨筋の位置を示す前腕の解剖図

はじめに

腕橈骨筋は前腕の外側にある筋肉で、肘から手首にかけて走行しています。前腕の中でも特に「肘を曲げる動作」に深く関わる筋肉で、物を持つ、ペットボトルを開ける、荷物を運ぶといった日常動作で頻繁に使われます。酷使されやすいため、硬くなると肘や前腕に痛みが出やすい筋肉でもあります。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:上腕骨外側縁(外側上顆の近く)
  • 停止:橈骨茎状突起
  • 作用:肘関節の屈曲、前腕の回内・回外の補助
  • 神経支配:橈骨神経

硬くなると出る症状

  • 前腕の外側から肘にかけての張り感や痛み
  • ペットボトルやドアノブを回す時に違和感
  • 握力の低下を感じる
  • テニス肘(外側上顆炎)の関連症状として悪化する場合もある

日常生活への影響

腕橈骨筋が硬くなると、荷物を持ち上げたり、工具を使ったりする動作で前腕に大きな負担を感じます。特にパソコンのマウス操作やスマホの長時間使用などでも緊張しやすく、慢性的な前腕の疲れにつながります。悪化すると、肘の外側に炎症を起こし、テニス肘や作業障害に発展することもあります。

効果的なストレッチ方法

  1. 腕を前に伸ばし、手のひらを下に向けます。
  2. 反対の手で指先をつかみ、手首をゆっくり内側に曲げます。
  3. 前腕の親指側から肘にかけて伸びを感じる位置で15〜20秒キープ。
  4. 左右ともに2〜3回繰り返すと効果的です。

まとめ

腕橈骨筋は日常的に使われるため、疲労が溜まりやすい筋肉です。ケアを怠ると前腕の張りや肘の不調に発展しやすいため、定期的なストレッチやマッサージでほぐしておくことが大切です。

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