大小菱形筋とは?猫背や肩こり改善に役立つストレッチとケア方法

肩甲骨の動きと姿勢改善に関わる大小菱形筋のストレッチイメージ 筋肉辞典

はじめに

大小菱形筋は肩甲骨の内側にあり、肩甲骨を背骨側に引き寄せる役割を持つ筋肉です。
この筋肉は姿勢の維持や肩の安定に欠かせません。
長時間のデスクワークやスマホの使用で硬くなりやすく、硬くなると猫背や肩こりの原因になることが多いです。
今回は大小菱形筋の役割や硬くなった時の症状、効果的なストレッチ方法を紹介します。


起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:大菱形筋は第2~第5胸椎の棘突起、小菱形筋は第6・第7頚椎の棘突起
  • 停止:肩甲骨の内側縁(脊柱縁)
  • 作用:肩甲骨を内転(背骨側へ引く)、軽く下制、肩甲骨の安定
  • 神経支配:肩甲背神経(C4~C5)

硬くなると起こる不調

  • 肩甲骨周りのこりや痛み
  • 背中の張り感
  • 肩の可動域制限
  • 猫背姿勢の悪化
  • 首や肩への放散痛

日常生活への影響

大小菱形筋が硬くなると肩甲骨の動きが悪くなり、背筋を伸ばす姿勢が取りにくくなります。
結果的に猫背が定着し呼吸も浅くなりやすくなります。
さらに、背中のこりや肩の違和感が続き、長時間の作業や運動のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。


効果的なストレッチ方法

椅子に座り、両手を前で組みます。
そのまま腕を前に伸ばし、背中を丸めるようにして肩甲骨を左右に開きます。
肩甲骨の間がじんわり伸びているのを感じながら20〜30秒キープしましょう。
呼吸は止めずにゆったりと行うのがポイントです。


まとめ

大小菱形筋は肩甲骨の位置を保ち、良い姿勢を支える重要な筋肉です。
硬くなると猫背や肩こりの原因になるため、日頃からストレッチで柔軟性を保つことが大切です。
肩甲骨周りを動かす習慣をつけることで、背中の軽さと姿勢の改善が期待できます。

アクセス案内

整体サロン縁jointは、京都市中京区堺町通りにあります。
阪急「烏丸駅」地下鉄「四条駅」から徒歩約3分、錦市場からはすぐ。

店名:整体サロン 縁joint

住所:〒604-8123 京都府京都市中京区八百屋町538-1日宝堺町錦ビル3階1号室

営業時間:11時~21時 (19時以降は完全予約制のため最終受付18時30分)

定休日:木曜日

友だち追加

コメント