外肋間筋と内肋間筋の働きとケア方法

外肋間筋と内肋間筋の解剖図 基礎知識
呼吸に関わる肋間筋と胸郭の動き

はじめに

呼吸をするたびに胸郭が広がったり縮んだりしています。その動きを支えているのが「外肋間筋」と「内肋間筋」です。これらは肋骨の間に存在し、呼吸をスムーズに行うために重要な役割を果たします。浅い呼吸や胸の張り感を感じる方は、これらの筋肉が緊張している可能性があります。

起始・停止・作用・神経支配

  • 外肋間筋(がいろっかんきん)
    • 起始:上位の肋骨下縁
    • 停止:下位の肋骨上縁
    • 作用:吸気時に胸郭を広げる(肋骨を挙上)
    • 神経支配:肋間神経
  • 内肋間筋(ないろっかんきん)
    • 起始:下位の肋骨上縁
    • 停止:上位の肋骨下縁
    • 作用:呼気時に胸郭を縮める(肋骨を引き下げ)
    • 神経支配:肋間神経

緊張すると出やすい症状

  • 胸の圧迫感や呼吸のしづらさ
  • 背中や胸の張り感
  • 浅い呼吸になりやすい
  • 肋骨周囲の痛み

日常生活への影響

外肋間筋や内肋間筋が硬くなると、呼吸が浅くなり、酸素の取り込み量が減少します。これにより疲れやすさや集中力の低下、肩や首の緊張へとつながります。特にデスクワークや長時間の座位姿勢が続くと、自然と胸郭の動きが制限され、呼吸が浅くなる傾向があります。

効果的なストレッチ方法

肋間筋の柔軟性を高めるためには、胸郭を大きく動かすストレッチが有効です。

  1. 椅子に座り、両手を頭の後ろに組みます。
  2. 息を大きく吸いながら胸を開き、肘を後ろに引きます。
  3. 息を吐きながらゆっくり前に丸めるようにして背中を伸ばします。
  4. さらに左右に体を倒すことで、肋骨の間が広がりやすくなります。

この動きを呼吸に合わせて数回繰り返すことで、外肋間筋と内肋間筋の柔軟性が高まり、深い呼吸がしやすくなります。

まとめ

外肋間筋と内肋間筋は、呼吸そのものを支える非常に重要な筋肉です。これらが硬くなると、胸の圧迫感や浅い呼吸を引き起こし、全身の不調にもつながります。日常的にストレッチを取り入れて柔軟性を保つことが、快適な呼吸と健康維持のポイントになります。

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