
はじめに
内腹斜筋は、外腹斜筋の内側に位置し、体幹を支える深層の筋肉です。体をひねる動作や前かがみになる動きに大きく関わり、姿勢の安定や腹圧の維持に欠かせません。内腹斜筋が硬くなると、腰痛や体幹のバランス低下につながるため、日頃のケアが重要です。
起始・停止・作用・神経支配
- 起始:鼠径靭帯、腸骨稜、胸腰筋膜
- 停止:第10〜12肋骨、白線、恥骨
- 作用:体幹の回旋・側屈、腹圧の保持、呼吸補助
- 神経支配:肋間神経(T7〜T12)、腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経
緊張すると出る症状
- 腰から下腹部にかけての重だるさ
- 体をひねる・前屈する際の違和感
- 姿勢保持のしづらさ
- 呼吸が浅くなる
- 慢性的な腰痛や骨盤周囲の不安定感
日常生活への影響
内腹斜筋の柔軟性が低下すると、体幹の支えが弱くなり、腰や骨盤に負担がかかりやすくなります。特に長時間のデスクワークや立ち仕事では腰痛や疲労を感じやすくなり、スポーツでは体幹の回旋動作がスムーズにできず、パフォーマンスの低下につながります。また、呼吸の浅さが続くと疲れやすく、集中力も落ちてしまいます。
効果的なストレッチ
内腹斜筋を伸ばすには、体をゆったりと反らせながらひねるストレッチがおすすめです。
- 仰向けに寝て、両膝を立てます。
- 両膝をそろえて右に倒し、顔は左を向きます。
- 腰から脇腹が気持ちよく伸びる位置で20〜30秒キープ。
- 反対側も同様に行います。
無理に強くひねらず、リラックスしながら呼吸に合わせて行うことがポイントです。
まとめ
内腹斜筋は、体幹の安定性や呼吸機能を支える重要な筋肉です。硬くなると腰痛や姿勢不良の原因となるため、日常的にストレッチを取り入れて柔軟性を維持しましょう。継続的なケアが快適な動作と健康的な体を保つ秘訣です。
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