姿勢の安定に欠かせない多裂筋|腰痛・背中こりの原因とケア方法

多裂筋の解剖図と位置を示すイラスト 基礎知識
背骨に沿う多裂筋の図解

はじめに

多裂筋(たれつきん)は、背骨に沿って深層に存在する細長い筋肉で、姿勢の安定や背骨の微細な動きの制御に重要な役割を持っています。腰痛や背中のこり、姿勢の崩れは、多裂筋の硬さや弱化が原因となることがあります。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:仙骨・腸骨稜・横突起
  • 停止:上方の棘突起(2〜4節上)
  • 作用:背骨の伸展、回旋の補助、姿勢保持
  • 神経支配:脊髄神経後枝

緊張すると出る症状

  • 腰や背中の慢性的な張り・痛み
  • 姿勢を維持しにくくなる
  • 腰の柔軟性低下
  • 慢性的な疲労感やだるさ

日常生活への影響

多裂筋は背骨の微細な動きや安定に関わるため、硬くなると腰痛や背中の張り、姿勢の崩れを招きます。長時間座るデスクワークやスマホ操作では負担がかかりやすく、慢性的な腰や背中の疲労感につながります。日常的にストレッチや筋肉のほぐしを取り入れることが大切です。

効果的なストレッチ

多裂筋は深層筋のため、腰をねじる動作で伸ばすのがおすすめです。床に座り、片膝を反対側に倒して体をひねるようにすると、腰の奥から背中にかけて心地よい伸びを感じられます。呼吸を止めずに20〜30秒キープし、左右交互に行うと効果的です。

まとめ

多裂筋は背骨を支え、姿勢を安定させる深層筋です。硬くなると腰痛や背中の張り、姿勢の崩れの原因となるため、日常的なストレッチやケアで柔軟性を保つことが重要です。

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