大胸筋とは?猫背・肩こり改善に役立つストレッチとケア方法

肩や腕の動きを支える大胸筋の構造とストレッチ方法 筋肉辞典
肩や腕の動きを支える大胸筋のストレッチ手順イラスト

はじめに

猫背や肩こり、呼吸が浅くなっていると感じることはありませんか?
その原因のひとつが、胸の前面にある**大胸筋(だいきょうきん)**です。
この筋肉は日常の姿勢や動作に深く関わり、硬くなると肩の動きが制限され、姿勢の崩れや肩こりの原因となります。
今回は大胸筋の働きや硬くなる原因、そして日常でできる簡単なストレッチ方法を整体師の視点で解説します。


大胸筋の起始・停止・作用・神経支配

  • 起始
    • 鎖骨部:鎖骨の内側半分
    • 胸肋部:胸骨および第1〜第6肋軟骨
    • 腹部:腹直筋鞘前葉
  • 停止:上腕骨の大結節稜
  • 作用
    • 肩関節の水平内転(腕を体の前で閉じる動き)
    • 肩関節の内旋
    • 鎖骨部:肩関節の屈曲補助
    • 胸肋部:肩関節の伸展補助(屈曲位から)
  • 神経支配:外側胸筋神経(C5〜C7)、内側胸筋神経(C8〜T1)

大胸筋が硬くなると起こる不調

大胸筋は肩や胸の動きに大きく関わるため、硬くなるとさまざまな不調を招きます。

  • 猫背・巻き肩
  • 肩こり
  • 首こり
  • 呼吸が浅くなる
  • 肩の可動域制限

日常生活への影響

大胸筋が硬くなると肩が前方に引っ張られ、猫背や巻き肩の姿勢になりやすくなります。
これにより首や背中の筋肉に負担がかかり、肩こりや頭痛が慢性化することもあります。
また、胸郭が圧迫されるため呼吸が浅くなり、疲労感や集中力低下にもつながります。


大胸筋の効果的なストレッチ

壁やドア枠を使った大胸筋ストレッチ

  1. 壁やドア枠に手のひらと前腕を当てる(肘は肩の高さ)
  2. 胸を張るようにして体を前方へゆっくり倒す
  3. 胸の前側が心地よく伸びたところで20〜30秒キープ
  4. 反対側も同様に行う

※肩や腕に痛みが出ない範囲で行いましょう。


まとめ

大胸筋は姿勢や呼吸、肩の動きに関わる重要な筋肉です。
ストレッチで柔軟性を保つことで、猫背や肩こりの改善、呼吸の質向上にもつながります。

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整体サロン縁jointは、京都市中京区堺町通りにあります。
阪急「烏丸駅」地下鉄「四条駅」から徒歩約3分、錦市場からはすぐ。

店名:整体サロン 縁joint

住所:〒604-8123 京都府京都市中京区八百屋町538-1日宝堺町錦ビル3階1号室

営業時間:11時~21時 (19時以降は完全予約制のため最終受付18時30分)

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