
はじめに
小胸筋は胸の前面にあり、大胸筋の下に隠れている小さな筋肉です。
この筋肉は肩甲骨を前方と下方に引く働きがあり、姿勢の崩れや呼吸の浅さに大きく関わっています。
デスクワークやスマホの使用で猫背や巻き肩になりやすい現代人にとって、小胸筋の硬さは肩こりや腕のしびれの原因になることが多いです。
今回は小胸筋の役割や硬くなると起こる不調、そして効果的なストレッチ方法を紹介します。
起始・停止・作用・神経支配
- 起始:第3〜第5肋骨の前面
- 停止:肩甲骨の烏口突起(うこうとっき)
- 作用:肩甲骨を前方・下方に引く、呼吸の補助(助骨挙上)
- 神経支配:内側胸筋神経(C8〜T1)
小胸筋が硬くなると起こる不調
- 胸の圧迫感や息苦しさを感じる
- 猫背や巻き肩が悪化する
- 肩や腕のしびれや冷えが起こることがある
- 首や肩のこりを感じやすくなる
- 呼吸が浅くなる
日常生活への影響
小胸筋が硬くなると肩甲骨が前に引っ張られ、姿勢が崩れやすくなります。
その結果、首や肩、腕の神経や血管が圧迫されてしびれや冷え、こり感が出やすくなります。
また、呼吸の浅さが疲労や集中力低下を引き起こすこともあります。
効果的なストレッチ
壁を使ったストレッチがおすすめです。
- 壁の横に立ち、伸ばしたい側の腕を肩の高さで壁につけます。
- 肘は軽く曲げて、手のひらを壁にぴったりつけます。
- 体をゆっくり反対方向にひねり、胸の奥が伸びているのを感じたら20〜30秒キープ。
- 反対側も同様に行いましょう。
呼吸を止めずに、胸の奥の伸びを意識して行うことがポイントです。
まとめ
小胸筋は姿勢や呼吸に関わる重要な筋肉で、硬くなると肩こりや巻き肩、腕のしびれを引き起こします。
日常的にストレッチを取り入れて柔軟性を保つことが、健康な姿勢維持と不調予防につながります。
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