前鋸筋の働きとセルフケア|肩こり・巻き肩改善に効果的なストレッチ

前鋸筋の位置とストレッチ方法 筋肉辞典
前鋸筋の位置とストレッチ方法

はじめに

前鋸筋は、肩甲骨を前方へ引き出し、腕をスムーズに動かすために重要な役割を持つ筋肉です。デスクワークやスマホ操作が多い方は、この筋肉が硬くなりやすく、肩こりや巻き肩、呼吸の浅さの原因にもつながります。日常生活での負担を減らすためにも、前鋸筋の働きやケア方法を理解しておきましょう。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:第1〜第9肋骨の外側面
  • 停止:肩甲骨内側縁の前面
  • 作用:肩甲骨を前方・外側に引く、肩甲骨を安定させる、腕を挙げる補助
  • 神経支配:長胸神経(C5〜C7)

緊張したときの症状

  • 肩こりや首こりの悪化
  • 巻き肩・猫背姿勢
  • 呼吸が浅くなる
  • 腕を上げにくい、肩が重い
  • 肋骨周辺の違和感や痛み

日常生活への影響

前鋸筋が硬くなると、肩甲骨の動きが制限され、腕を挙げる動作や物を持ち上げる動作がスムーズにできなくなります。また、肩甲骨が前に引かれた状態が続くため、猫背や巻き肩になりやすく、胸が圧迫されて呼吸が浅くなります。これにより、疲れやすさや集中力低下にもつながります。

効果的なストレッチ方法

壁に手をついて肘を伸ばし、胸を前に突き出すようにして肩甲骨を寄せます。このとき、肩をすくめないよう意識しましょう。別の方法として、四つ這いの姿勢で片腕を前に伸ばし、反対側の肩を床に近づけるようにすると前鋸筋が伸びます。呼吸を止めずに、20〜30秒ほどゆっくりと伸ばすのがポイントです。

まとめ

前鋸筋は、肩甲骨の安定と腕の動きに欠かせない重要な筋肉です。硬くなると姿勢や呼吸に悪影響を与え、肩こりや疲労感の原因にもなります。日常的なストレッチやセルフケアで柔軟性を保ち、快適な動作と呼吸を維持しましょう。

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店名:整体サロン 縁joint

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