
はじめに
鎖骨下筋は、鎖骨の下に位置し、鎖骨と第一肋骨をつなぐ小さな筋肉です。肩や腕の動きを安定させる役割を持ち、腕を前方や上方に動かす際に支えとなります。小さい筋肉ながら、日常生活での負担や猫背姿勢などで硬くなりやすく、肩や首まわりの不調につながることがあります。
起始・停止・作用・神経支配
- 起始:第一肋骨とその肋軟骨の接合部
- 停止:鎖骨の下面(鎖骨中央部)
- 作用:鎖骨を下方へ引き下げ、肩鎖関節を安定させる
- 神経支配:鎖骨下筋神経(C5〜C6)
硬くなったときの症状
- 肩の動かしづらさ
- 首や肩の詰まり感
- 腕の上げ下げで違和感や痛み
- 胸の圧迫感や呼吸の浅さ
日常生活への影響
鎖骨下筋が硬くなると、鎖骨や肩の動きが制限され、腕を上げたり荷物を持ち上げたりする動作がしづらくなります。また、呼吸のたびに胸郭の動きが制限されるため、深い呼吸がしにくくなることもあります。パソコン作業やスマホの長時間使用による猫背姿勢は、この筋肉に持続的な緊張を与えやすい原因です。
効果的なストレッチ
- 壁の横に立ち、肘を軽く曲げて手のひらを壁につけます。
- 胸を開くように体をゆっくり反対方向へひねります。
- 鎖骨の下から胸の前側にかけて伸びを感じながら、20〜30秒キープします。
- 呼吸は止めず、左右交互に行いましょう。
このストレッチは鎖骨下筋だけでなく、小胸筋や大胸筋の緊張も和らげます。
まとめ
鎖骨下筋は小さな筋肉ですが、肩の動きや呼吸のしやすさに関わる重要な部位です。硬くなると肩の可動域制限や呼吸の浅さを引き起こすため、日常的なストレッチや姿勢改善で柔軟性を保つことが大切です。
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