膝痛予防に欠かせない内側広筋|不調の原因と改善法

内側広筋の位置と役割 基礎知識
膝の安定を支える内側広筋の解剖図

はじめに

内側広筋は、大腿四頭筋の一部で太ももの内側に位置する筋肉です。膝の伸展に強く関与し、特に膝を伸ばし切る動きで重要な役割を果たします。また、膝関節の安定性にも関わり、歩行・立ち上がり・階段の昇り降りなど日常生活に欠かせない筋肉です。弱化や緊張があると、膝の痛みや不安定感を引き起こすことがあります。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:大腿骨粗線の内側唇
  • 停止:膝蓋骨を介して脛骨粗面
  • 作用:膝関節の伸展、膝関節の安定化
  • 神経支配:大腿神経(L2~L4)

硬くなったときの症状

  • 膝の内側や前面の痛み
  • 膝の不安定感、ガクッとする感じ
  • 太ももの内側の張り感
  • 階段の昇り降り時の違和感

日常生活への影響

内側広筋が弱ったり硬くなると、膝の内側に負担が集中し、膝の安定性が低下します。階段の下りや立ち上がり動作で膝がガクッとすることがあり、スポーツではジャンプ着地時に膝を痛めやすくなります。

また、内側広筋は 中間広筋外側広筋 と協力して膝を支えており、このバランスが崩れると膝蓋骨の動きが乱れ、慢性的な膝の痛みにつながることがあります。

効果的なストレッチ・ケア方法

椅子に座り、片足を前に伸ばして膝を軽く押さえ、太ももの内側が心地よく伸びるようにします。ストレッチだけでなく、内側広筋はトレーニングも重要です。代表的なのは「クアドラセップス・セッティング」で、仰向けに寝て膝の下にタオルを入れ、膝を伸ばしながら太ももに力を入れる方法です。ストレッチと筋力強化を組み合わせることで、膝の安定性をしっかり支えることができます。

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まとめ

内側広筋は膝の伸展と安定に欠かせない筋肉です。硬くなると膝痛を引き起こし、弱くなると膝のぐらつきの原因になります。ストレッチと筋力トレーニングを習慣化し、膝関節を守ることが健康的な生活につながります。

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