
はじめに
内側広筋は、大腿四頭筋の一部で太ももの内側に位置する筋肉です。膝の伸展に強く関与し、特に膝を伸ばし切る動きで重要な役割を果たします。また、膝関節の安定性にも関わり、歩行・立ち上がり・階段の昇り降りなど日常生活に欠かせない筋肉です。弱化や緊張があると、膝の痛みや不安定感を引き起こすことがあります。
起始・停止・作用・神経支配
- 起始:大腿骨粗線の内側唇
- 停止:膝蓋骨を介して脛骨粗面
- 作用:膝関節の伸展、膝関節の安定化
- 神経支配:大腿神経(L2~L4)
硬くなったときの症状
- 膝の内側や前面の痛み
- 膝の不安定感、ガクッとする感じ
- 太ももの内側の張り感
- 階段の昇り降り時の違和感
日常生活への影響
内側広筋が弱ったり硬くなると、膝の内側に負担が集中し、膝の安定性が低下します。階段の下りや立ち上がり動作で膝がガクッとすることがあり、スポーツではジャンプ着地時に膝を痛めやすくなります。
また、内側広筋は 中間広筋 や 外側広筋 と協力して膝を支えており、このバランスが崩れると膝蓋骨の動きが乱れ、慢性的な膝の痛みにつながることがあります。
効果的なストレッチ・ケア方法
椅子に座り、片足を前に伸ばして膝を軽く押さえ、太ももの内側が心地よく伸びるようにします。ストレッチだけでなく、内側広筋はトレーニングも重要です。代表的なのは「クアドラセップス・セッティング」で、仰向けに寝て膝の下にタオルを入れ、膝を伸ばしながら太ももに力を入れる方法です。ストレッチと筋力強化を組み合わせることで、膝の安定性をしっかり支えることができます。
👉その他のストレッチはInstagramをご覧ください。
まとめ
内側広筋は膝の伸展と安定に欠かせない筋肉です。硬くなると膝痛を引き起こし、弱くなると膝のぐらつきの原因になります。ストレッチと筋力トレーニングを習慣化し、膝関節を守ることが健康的な生活につながります。
アクセス案内
整体サロン縁jointは、京都市中京区堺町通りにあります。
阪急「烏丸駅」地下鉄「四条駅」から徒歩約3分、錦市場からはすぐ。
店名:整体サロン 縁joint
住所:〒604-8123 京都府京都市中京区八百屋町538-1日宝堺町錦ビル3階1号室
営業時間:11時~21時 (19時以降は完全予約制のため最終受付18時30分)
定休日:木曜日
コメント