中間広筋が硬いと膝が痛む?外側広筋・内側広筋との関係とケア

中間広筋と大腿四頭筋の関係を示す図 基礎知識
膝を伸ばす働きをする中間広筋

はじめに

中間広筋は、大腿の前面に位置し、大腿四頭筋の一部として膝の伸展に大きな役割を果たす筋肉です。大腿直筋の深部にあり、外側広筋や内側広筋とともに膝を支える働きをしています。膝の安定性や歩行・階段動作に欠かせない重要な筋肉で、硬くなると膝の違和感や太ももの張り感につながります。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:大腿骨前面・外側面の上半部
  • 停止:膝蓋骨を経て脛骨粗面
  • 作用:膝関節の伸展
  • 神経支配:大腿神経(L2~L4)

硬くなると出る症状

  • 膝前面の痛みや違和感
  • 太ももの張り感・疲労感
  • 階段の上り下りで膝が重だるい
  • 運動後の膝の不安定感

日常生活への影響

中間広筋が硬くなると、歩行時や立ち上がり動作で膝をスムーズに伸ばせず、疲労を感じやすくなります。特に階段や坂道では膝の負担が増し、長時間の立位や運動後に痛みが出ることもあります。これは大腿四頭筋のほかの筋肉、例えば外側広筋内側広筋、さらには大腿直筋とも関係しており、バランスよくケアをすることが大切です。

効果的なストレッチ

中間広筋は大腿直筋の下にあるため、太もも前面全体を伸ばすストレッチが有効です。

  1. 立位で片手で壁に軽くつかまり、反対の手で同側の足首をつかみます。
  2. かかとをお尻に近づけるようにして、太ももの前面を伸ばします。
  3. 腰を反らさずに骨盤を軽く後傾させると、より深く伸ばせます。
  4. 20〜30秒を左右で繰り返しましょう。

このストレッチは、中間広筋だけでなく外側広筋や内側広筋のケアにも役立ちます。

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まとめ

中間広筋は、膝の伸展と安定に欠かせない筋肉で、歩行や立ち上がりなど日常生活の基本動作に深く関わっています。外側広筋・内側広筋・大腿直筋とともに大腿四頭筋を構成し、膝を支えているため、膝の違和感や太ももの張りを感じたら、ストレッチやケアを組み合わせて行うことが大切です。

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