お尻が硬いと腰痛になる?知られざる殿筋の役割と自宅でできるストレッチ方法

殿筋ストレッチで腰痛予防 症状別

はじめに

「腰が痛い=腰の筋肉が原因」と思われがちですが、実は“お尻(殿筋)”が深く関係していることをご存じでしょうか。殿筋は骨盤と下肢をつなぐ大切な筋肉群で、歩く・立つ・座るなど、あらゆる動作に関わっています。お尻が硬くなると腰への負担が増し、慢性的な腰痛につながることもあります。

殿筋の基本情報

  • 起始:腸骨、仙骨、尾骨など骨盤後面
  • 停止:大腿骨大転子、腸脛靭帯
  • 作用:股関節の伸展・外旋・外転、骨盤の安定化
  • 支配神経:下殿神経・上殿神経

殿筋群は主に「大殿筋」「中殿筋」「小殿筋」の3つからなり、姿勢維持や歩行時のバランスに大きく関わっています。

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殿筋が硬くなったときの主な症状

  • 腰からお尻にかけての張り感や痛み
  • 長時間座るとお尻や腰が重だるくなる
  • 立ち上がるときに腰に痛みが出る
  • 太ももやふくらはぎのしびれ(坐骨神経痛様症状)
  • 骨盤の左右差・歪み感

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日常生活への影響

殿筋が硬くなると、骨盤が後傾または前傾しやすくなり、腰椎の自然なカーブが崩れます。その結果、腰への負担が増し、立ち姿勢や歩行時のバランスも悪化します。また、デスクワークや長時間の車の運転でお尻の血流が滞ると、代謝も低下し、冷えやむくみ、下半身太りの原因にもなります。特に大殿筋が使えない状態では、腰の筋肉が代償的に働き、慢性的な腰痛へと発展しやすくなります。

効果的なストレッチ方法

  1. 床に仰向けに寝て、右膝を左方向に倒します(腰をねじるように)。
  2. お尻の外側が伸びる感覚を感じながら、20〜30秒キープ。
  3. 反対側も同様に行います。

または、

  1. 椅子に座って右足を左太ももの上に乗せる(あぐらのように)。
  2. 背筋を伸ばしながら、体を前に軽く倒す。
  3. お尻の奥の筋肉(梨状筋・大殿筋)が伸びているのを感じながら20〜30秒キープ。

ストレッチは呼吸を止めず、ゆっくり行うのがポイントです。毎日行うことで、腰の軽さを実感しやすくなります。

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まとめ

殿筋は“体の土台”を支える重要な筋肉です。ここが硬くなると、腰痛だけでなく、姿勢の崩れや下半身の不調にもつながります。普段からストレッチやセルフケアを取り入れ、お尻の柔軟性を保つことが、腰痛予防の第一歩です。腰痛を感じたときは、腰だけでなく「お尻の状態」もチェックしてみましょう。

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