はじめに
長内転筋は、太ももの内側に位置し、脚を内側へ寄せる「内転動作」を担う重要な筋肉です。日常生活では歩行や立ち上がり動作、スポーツではボールを蹴る動きなどで活躍しています。しかし、デスクワークや運動不足で硬くなったり、反対にスポーツで酷使したりすると、股関節や膝の不調につながることがあります。
起始・停止・作用・神経支配
- 起始：恥骨体前面
- 停止：大腿骨後面（粗線中1/3）
- 作用：股関節の内転、屈曲
- 神経支配：閉鎖神経
硬くなると出る症状
- 股関節の動きが制限される
- 膝や太ももの内側に張り感や痛み
- 歩行時に内股やがに股になりやすい
- 骨盤の歪みを助長し腰痛につながることも
日常生活への影響
長内転筋が硬くなると、歩幅が狭くなり、つまずきやすくなることがあります。また、股関節の可動域が狭まることで「正座がしにくい」「あぐらがかけない」といった不便も出やすくなります（関連記事：縫工筋の解剖学）。さらに、骨盤のバランスが崩れて腰痛や膝痛を悪化させる原因になることもあります。
効果的なストレッチ方法
床に座って両足の裏を合わせ、膝を外に開く「バタフライストレッチ」が効果的です。背筋をまっすぐ伸ばし、両膝を床に近づけるようにゆっくり呼吸をしながら行いましょう。無理に押さえつけるのではなく、自分の呼吸に合わせてじわじわと筋肉を伸ばすのがポイントです。長時間座って作業する方や運動前後のケアとして取り入れると効果的です。
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まとめ
長内転筋は股関節の動きを支える要であり、日常生活からスポーツまで幅広く関わる筋肉です。硬くなれば膝や腰の不調にもつながるため、日頃からストレッチやケアを行うことが大切です。定期的にほぐすことで、下半身の安定性と動きのしなやかさを保てます。
アクセス案内
整体サロン縁jointは、京都市中京区堺町通りにあります。
阪急「烏丸駅」地下鉄「四条駅」から徒歩約3分、錦市場からはすぐ。
店名：整体サロン 縁joint
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