上腕二頭筋とは?力こぶをつくる代表的な筋肉

上腕二頭筋の位置とストレッチ方法を示すイラスト 筋肉辞典
腕の前面に位置する上腕二頭筋(力こぶの筋肉)の位置を示した図

はじめに

上腕二頭筋は、腕の前面に位置し「力こぶ」として知られる筋肉です。物を持ち上げたり、肘を曲げたり、手のひらを外に向ける動作に重要な役割を果たします。日常生活でも頻繁に使われるため、疲労や緊張がたまりやすい筋肉のひとつです。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始
    • 長頭:肩甲骨関節上結節
    • 短頭:肩甲骨烏口突起
  • 停止
    • 橈骨粗面、前腕の腱膜
  • 作用
    • 肘関節の屈曲(肘を曲げる)
    • 前腕の回外(手のひらを上に向ける)
    • 肩関節の屈曲(腕を前にあげる)
  • 神経支配
    • 筋皮神経(C5〜C6)

緊張すると出る症状

  • 肘の曲げ伸ばしに痛みやだるさが出る
  • 腕全体の張り感や疲労感
  • ドアノブを回す、ペットボトルを開けるなどの動作で違和感
  • 首や肩にもコリ感が広がる場合がある

日常生活への影響

上腕二頭筋が硬くなると、荷物を持ち上げたり、買い物袋を下げたりする動作がしんどくなります。さらに、パソコンやスマホの長時間使用でも腕に負担がかかり、肘や肩に痛みを感じやすくなります。重い物を持つ仕事やスポーツではパフォーマンスの低下にもつながります。

効果的なストレッチ方法

壁を使ったストレッチがおすすめです。

  1. 壁の横に立ち、腕を伸ばして手のひらを壁につけます。
  2. 手のひらを上向き(親指が外側)にし、腕を軽く後ろへ引きます。
  3. 胸から腕の前面にかけて伸びを感じながら20〜30秒キープ。
    無理のない範囲で行うことで、腕の前面から肩周りまでスッキリと伸ばせます。

まとめ

上腕二頭筋は、日常生活でも運動でもよく使われる筋肉です。硬くなれば腕の動きが制限され、肩や首にまで負担が広がることもあります。普段からストレッチやケアを取り入れて、健康な腕の動きを保ちましょう。

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