烏口腕筋とは?上腕の安定を支える小さな筋肉

烏口腕筋の位置と働きを解説するイラスト 筋肉辞典
肩の前側に位置する烏口腕筋の解剖イラスト。肩関節の安定に関わる小さな筋肉を示している。

はじめに

烏口腕筋は上腕の内側に位置する比較的小さな筋肉ですが、肩関節の安定性に深く関わっています。上腕骨を引き寄せる働きがあり、日常生活やスポーツ動作でも重要な役割を果たします。硬くなると肩の前方や上腕に不快感を引き起こしやすい筋肉です。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:肩甲骨の烏口突起
  • 停止:上腕骨内側(小結節稜付近)
  • 作用:肩関節の屈曲・内転、上腕骨の安定化
  • 神経支配:筋皮神経

緊張すると起こる症状

  • 肩の前側の痛みや違和感
  • 腕を前に上げるときのつっぱり感
  • 二の腕の内側に重だるさを感じる
  • スポーツ時に投げ動作や押す動作で不快感

日常生活への影響

烏口腕筋が硬くなると、肩を前に出すような動きが制限されます。デスクワークやスマホ操作のように腕を前に保つ姿勢が続くと、筋肉が緊張しやすくなり、肩の前面に痛みを感じやすくなります。また、荷物を抱える動作や、腕を前方に伸ばして持ち上げる動作でも負担がかかりやすく、肩関節の不安定感を感じることもあります。

効果的なストレッチ方法

壁やドア枠を利用したストレッチが効果的です。

  1. 壁に対して横向きに立ち、肩の高さで肘を曲げて手を壁に当てます。
  2. そのまま胸を開くように身体を反対側へひねります。
  3. 肩の前から二の腕の内側にかけて伸びを感じるところで20〜30秒キープ。
  4. 反対側も同様に行います。

無理に強く伸ばすのではなく、心地よい伸び感で行うのがポイントです。

まとめ

烏口腕筋は小さな筋肉ですが、肩関節の安定と動作に欠かせない存在です。デスクワークやスマホ操作の習慣によって緊張しやすく、放置すると肩の不快感や動作制限につながります。日常的にストレッチを取り入れ、柔軟性と機能を保つことが肩の健康に役立ちます。

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