脊柱起立筋とは?腰痛・姿勢不良を防ぐ筋肉の役割と伸ばし方

脊柱起立筋の位置を示すイラスト 基礎知識
脊柱起立筋の解剖図

はじめに

脊柱起立筋は、背骨に沿って縦に長く走る大きな筋肉群で、姿勢をまっすぐ保つために欠かせない筋肉です。長時間のデスクワークや重い荷物を持つときに強く働き、疲労しやすいのが特徴です。特に背中の張りや腰痛の原因となることが多い筋肉です。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:仙骨、腸骨稜、腰椎・胸椎の棘突起など
  • 停止:肋骨、胸椎・頸椎の横突起、頭蓋骨の後頭骨
  • 作用:
    • 脊柱の伸展(背中を反らす動き)
    • 脊柱の側屈(横に傾ける動き)
    • 姿勢保持
  • 神経支配:脊髄神経後枝

脊柱起立筋が緊張すると出る症状

  • 背中から腰にかけての張りやこり
  • 慢性的な腰痛
  • 体を後ろに反らしにくい
  • デスクワーク後の背中の重だるさ
  • 呼吸が浅くなることもある

日常生活への影響

脊柱起立筋が硬くなると、背骨を引っ張り続けてしまうため、常に背中や腰に重さを感じやすくなります。姿勢が悪くなり、猫背や反り腰を助長することもあります。また、呼吸時に胸郭の動きが制限されることで息苦しさを感じることもあります。放置すると腰痛が慢性化し、仕事や家事、運動など日常の動作が大きく制限されてしまいます。

効果的なストレッチ

「前屈ストレッチ」が脊柱起立筋には効果的です。

  1. 両足を肩幅に開いて立つ。
  2. 息を吐きながら、ゆっくり上体を前に倒す。
  3. 両手を床に近づけ、背中から腰にかけて伸びを感じる。
  4. そのまま20〜30秒キープ。
  5. 無理のない範囲で行い、ゆっくり起き上がる。
    反動をつけず、リラックスして呼吸を続けることがポイントです。

まとめ

脊柱起立筋は背骨を支える重要な筋肉で、姿勢の安定や日常動作の土台となります。硬くなると腰痛や背中の張りにつながるため、日頃からストレッチや適度な運動でケアすることが大切です。疲れやすい方や腰の不調が気になる方は、脊柱起立筋の柔軟性を意識してみましょう。

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