半棘筋とは?姿勢を支える深層筋と首こり・肩こり改善ストレッチ

半棘筋の位置と役割を示す図解 基礎知識
姿勢を支える半棘筋の位置と役割を解説する図

はじめに

半棘筋(はんきょくきん)は、背骨に沿って縦に長く伸びる深層筋の一つで、頭・首・胸部の動きや姿勢の維持に大きく関わります。長時間のデスクワークや猫背姿勢によって緊張しやすく、首こりや肩こり、背中の張りの原因になることがあります。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:胸椎・腰椎の横突起(部位によって異なる)
  • 停止:頸椎・胸椎の棘突起、後頭骨の下項線付近
  • 作用:背骨の伸展、同側への側屈、反対側への回旋
  • 神経支配:脊髄神経後枝

緊張すると出る症状

  • 首から背中にかけてのこりや痛み
  • 上を向く動作や体を反らすと違和感
  • 姿勢を保ちにくく、猫背が悪化
  • 後頭部や側頭部にかけての頭痛

日常生活への影響

半棘筋は姿勢を安定させるために常に働いている筋肉です。そのため、緊張が続くと背中が丸まりやすくなり、呼吸が浅くなることもあります。また、首や頭を支える役割もあるため、頭痛や集中力の低下に繋がることも少なくありません。慢性的な疲労を感じやすい筋肉といえるでしょう。

効果的なストレッチ

半棘筋をケアするには、猫背改善を意識したストレッチが効果的です。椅子に座って背筋を伸ばし、両手を頭の後ろに軽く添えます。そのまま顎を胸に近づけるようにして首を前に倒すと、首から背中上部にかけて心地よい伸びを感じられます。20〜30秒を目安に行い、呼吸をゆっくり整えながら繰り返すと筋肉が緩みやすくなります。

まとめ

半棘筋は姿勢維持に欠かせない筋肉であり、硬くなると首こり・肩こり・頭痛の原因になります。デスクワークやスマホ時間が多い方は、毎日のストレッチで半棘筋を柔らかく保ち、姿勢の改善と疲労予防につなげましょう。

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