デスクワークで硬くなる頭板状筋|首こり改善のポイントとケア方法

頭板状筋の位置と役割を示す図解 基礎知識
頭板状筋の起始と停止を示した解剖学図

はじめに

頭板状筋(とうばんじょうきん)は、首の後ろから頭にかけて位置する筋肉で、首を反らしたり、横に向けたりする働きを持っています。デスクワークやスマホの長時間使用で緊張しやすく、首こりや頭痛の原因になることもあります。

起始・停止・作用・神経支配

  • 起始:第7頸椎〜第3胸椎の棘突起
  • 停止:側頭骨の乳様突起、後頭骨の上項線外側部
  • 作用:両側で働くと頸部の伸展、片側で働くと同側への回旋・側屈
  • 神経支配:頸神経後枝

緊張すると出る症状

日常生活への影響

頭板状筋が硬くなると、首を動かす際にスムーズさが失われ、振り向いたり上を向いたりする動作が不快になります。さらに、頭部を支える筋肉なので、慢性的に張っていると頭痛や集中力の低下を引き起こすこともあります。デスクワークや長時間のスマホ操作では特に負担がかかりやすいため、放置すると慢性的な首こりにつながります。

効果的なストレッチ

頭板状筋を伸ばすには、椅子に座って背筋を伸ばした状態で行います。顎を軽く胸に引き寄せ、首を前に倒します。次に、ストレッチしたい側の反対方向に首を少し傾けると、後頭部から首の後ろにかけて心地よい伸びを感じられます。呼吸を止めずに、20〜30秒ゆっくりと伸ばすのがポイントです。毎日のケアとして行うと、首の軽さや頭のスッキリ感を実感しやすくなります。

まとめ

頭板状筋は首の動きや頭部の安定に大きく関わる筋肉です。緊張すると頭痛や首のこりの原因となり、日常生活にも影響を及ぼします。適切なストレッチを取り入れて、首まわりの柔軟性を保つことが大切です。

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