
はじめに
首や肩のこり、腕や手のしびれに悩まされていませんか?
その原因のひとつが**斜角筋(しゃかくきん)**という首の側面にある筋肉です。
デスクワークやスマホ操作などで頭が前に出た姿勢が続くと、この筋肉が硬くなり、神経や血管を圧迫して不調を引き起こします。
今回は斜角筋の働きや硬くなる原因、そして日常でできる簡単なストレッチ方法を整体師の視点で解説します。
斜角筋の起始・停止・作用・神経支配
- 起始
- 前斜角筋:第3〜第6頸椎の横突起
- 中斜角筋:第2〜第7頸椎の横突起
- 後斜角筋:第4〜第6頸椎の横突起
- 停止
- 前斜角筋・中斜角筋:第1肋骨
- 後斜角筋:第2肋骨
- 作用
- 片側収縮 → 頸部の側屈(同側に傾ける)
- 両側収縮 → 頸部の前屈、吸息時の助骨挙上(呼吸補助)
- 神経支配:頸神経叢(C3〜C8)
斜角筋が硬くなると起こる不調
斜角筋は首の姿勢維持と呼吸補助の両方に関わるため、硬くなるとさまざまな不調を引き起こします。
- 首・肩のこりや痛み
- 腕や手のしびれ(胸郭出口症候群)
- 呼吸が浅くなる
- 頭痛
- 姿勢の歪み(猫背・ストレートネック)
日常生活への影響
斜角筋が硬直すると、首や肩の可動域が制限され、デスクワーク・家事・運動などで疲れやすくなります。
また、神経や血管の圧迫により腕のしびれや冷えが出る場合もあります。
特に長時間同じ姿勢で過ごす人や、呼吸が浅くなりがちな人は注意が必要です。
斜角筋の効果的なストレッチ
座ってできる斜角筋ストレッチ
- 椅子に座り、背筋をまっすぐ伸ばす
- 伸ばしたい側と反対方向に首をゆっくり傾ける
- 軽くあごを上げ、斜め後方を見るようにすると首の側面〜前側が伸びる
- 20〜30秒キープ(呼吸は自然に)
- 反対側も同様に行う
※痛みを感じない範囲で、ゆっくり行いましょう。
まとめ
斜角筋は首・肩こりだけでなく、腕のしびれや呼吸の浅さにも関係する重要な筋肉です。
日々のストレッチと正しい姿勢を意識することで、不調の予防や改善につながります。
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