
はじめに
長時間のスマホやパソコン作業で、気づけば首や肩がガチガチ…そんな経験はありませんか?
その原因のひとつが「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という首の前側から横にかけて走る筋肉です。
この筋肉が硬くなると、首こりや頭痛だけでなく、めまいや耳鳴りなどの不快な症状にもつながります。
今回は胸鎖乳突筋の働きや硬くなる原因、そして日常でできる簡単なストレッチ方法を整体師の視点で解説します。
起始・停止・作用・神経支配
- 起始:胸骨柄(胸骨の上部)・鎖骨内側1/3
- 停止:側頭骨の乳様突起、後頭骨の上項線外側部
- 作用:
- 両側同時収縮 → 頸部の前屈(あごを引く)、頭を前に傾ける
- 片側収縮 → 頭を反対側に回す・同側に側屈
- 神経支配:副神経(第11脳神経)、頸神経叢の枝(C2〜C3)
胸鎖乳突筋が硬くなると起こる不調
胸鎖乳突筋は、スマホやパソコン作業などで頭が前に出た姿勢が続くと硬くなりやすい筋肉です。
この筋肉が緊張すると、以下のような症状が出やすくなります。
- 首のこり・痛み
- 頭痛(特に側頭部や目の奥の痛み)
- めまい・耳鳴り
- 顔や顎のだるさ
- 姿勢の歪み(ストレートネック)
日常生活への影響
胸鎖乳突筋の緊張は、血流や神経の圧迫を招き、頭部や顔周りの不快感につながります。
また、頭の位置が前に出ることで全身の姿勢バランスが崩れ、肩や腰への負担も増加します。
特にデスクワークやスマホ時間が長い人は要注意です。
効果的なストレッチ
胸鎖乳突筋ストレッチ(座って行う方法)
- 椅子に座り、背筋を伸ばす
- 首を軽く後ろに倒し、伸ばしたい側と反対方向に顔を向ける
- さらに少しあごを上げると、首の前〜横が心地よく伸びる
- そのまま20〜30秒キープ(呼吸は自然に)
- 反対側も同様に行う
※強く引っ張らず、軽い伸び感で行いましょう
まとめ
胸鎖乳突筋は首の動きと姿勢に大きく関わる筋肉で、現代の生活習慣で特に硬くなりやすい部分です。
日々のケアとしてストレッチを取り入れることで、首こりや頭痛の予防、姿勢改善にもつながります。
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